土に要注意が必要なのは土用だけではありません

 

 

今日は、大つちの終わりです。
大つちは、土をいじってはならない凶日です。

大があれば、実は小もあり、
7月29日から、小つち期間が始まります。

 

====大つち=====

庚午(甲子から数えて7番目)から、
丙子(13番目)までの7日間を大犯土(大つち)といい、その初日。
土をいじってはならない凶日。
こちらは7月27日で、一旦終わります。

 

====小つち======

戊寅(15番目)から甲申(21番目)までの7日間を、
小犯土(こづち、小土などとも)といい、その初日。
土をいじってはならない凶日。
こちらが7月29日から始まり、8月4日に終わります。

 


この期間には、土公神(どくじん)が、
本宮あるいは土中にいるため、
土を犯してはならないと言われています。

 

土公神は、陰陽道における神の一人で、土をつかさどり、
春はかまど、
夏は門、
秋は井戸、
冬は庭にいるとされています。

そのときに、いらっしゃるところの土を動かすと、
土公神の怒りをかい、祟りがあるといいます。

 

かまどの神(かまど神)ともされ、
かまどにまつり朝晩に灯明を捧げることとされています。

この神は、不浄を嫌い、
刃物をかまどに向けてはならないそうです。

本日まで、
そしてまた始まる小つち期間の禁忌は、
季節ではなく、日におけるものですが、

穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、
伐採など土いじりは一切慎むべきとされています。

特に、地鎮祭等の建築儀礼には凶日です。
ガーデニングなどが趣味の方は、お気をつけください。

(c)こよみすと

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