辰は十二支の中で、唯一の架空の動物ですが、
辰(龍)に寄せる並々ならない気持ちは、
暦や風水を学ぶ人にとって、
いつも感じられることなのではないでしょうか。
龍の爪の数には、いくつかの意味があります。
5本、4本、3本の、
いずれかで描かれているのですが、
中国では、元代(13-4世紀)に、
皇帝以外の五本爪の使用を禁止されたため、
貴族以下の人は、4本爪や3本爪の龍の柄を、
使うようになったという背景があります。
5本の龍は皇帝、
4本の龍は貴族、
3本の龍は庶民と、
身分によって使い分けられてきたのです。
日本では、「天・地・人」を現す、
3本爪がよいとされています。
五行の性質から読み解くと、
龍は「木」の性質、
三という数字も三碧木星で「木」、
四も四緑木星で「木」のなので、
いずれも縁起がいいという説もあります。
諸説ありますが、
風水の世界での龍信仰は強く、
龍を大切に扱う気持ちは、よく理解する必要があるでしょう。
こよみすと
最近のコメント