牛(丑)は、聖なる動物で、
様々な幸福を、運んできてくれます。
丑の日と言われると、
季節外れに、土用の丑を思い出す方も、
いらっしゃるかもしれませんが、
夏の土用の丑の日が、有名になったのは、
鰻が売れるようにという、
ビジネス的な仕掛けがきっかけでした。
牛(丑)は本来、冬の終わりのエネルギー。
冬の終わりから、
春に移り変わっていく、エネルギーを表します。
その変化のエネルギーは、
今が語るのに、相応しい時期です。
「牛歩の歩み」と、言われることもありますが、
慎重で、忍耐強く、
大きなパワーを持つ、強い働き手。
神聖視されている牛は、
神様への捧げ物にされることも、
歴史上たくさんあったようです。
「犠牲」という言葉を、よく見てください。
どちらも、「牛」という漢字が入っていますよね。
牛は、自分が犠牲となって、
人に神様の力をもたらしているのです。
七夕の物語の、牽牛。
学問の神様、菅原道真を祀る、天満宮の牛。
絵画などをよく見ると、
仙人が牛を伴っている絵が、見かけられます。
ちなみに、
「丑」という漢字は、「紐」を表します。
種の中で育った芽が、
発芽の直前に、
絡み合っている様子を、表現しています。
紐は、
幸運とあなたをつないでくれる、
絆のようなもの。
気合を入れるために、
焼肉を好む方も、たくさんいらっしゃると思います。
焼肉は、神聖なお食事。
ぜひそのことも味わって、力をつけてください。
こよみすと
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