「土用」の季節がやってきます。
今は冬の期間なので、
その終わり18日間を「冬土用」といいます。
(1月17日~2月3日の18日間)
「土用」とは、「土旺用事の略語で、
“新しい命を育て、古い命が還ってゆく「土」が
最も旺盛に働く期間のこと”を意味します。
春・夏・秋・冬それぞれの、終わり約18日が土用となり、
次の季節に備えます。
あと18日で、待ちに待った春がやってくるのですが、
季節の変わり目に、
体調を崩しやすいイメージがありますよね。
変化の中で、運気も大きく動きますから、
変化への不適応を起こして、
運気を下げてしまわないように、
特別な過ごし方をお伝えします。
陰陽道では、土用の期間には、
「土公神(どくじん)」という、
土を司る神が支配力を強めるといいます。
そのため、土用の時期に土を動かすことは、
すべて「凶」となるとされています。
ここにさらに、大つち・小つちという、
やはり土に触れてはならない期間が、
今回の冬の土用期間と重なります。
「大つち始め」(期間 2022年1月17日~1月23日)
「間日」1月24日(月) 活動をしてもよい(ただし土用が重なります)
「小つち始め」(期間 2022年1月25日~1月31日)が重なります。
さらに、建築関係の凶日である、
三隣亡が重なるという、珍しい現象が起きているので、
いつもよりいっそう、静かに穏やかに過ごしたほうがよいですね。
【土用の期間にしないほうがよいこと】
土いじり、農耕全般、井戸掘り
建築関係で土に触れる作業
ガーデニング、草むしり
季節の変わり目で、
体調不良や情緒不安定が起こりやすいので、
大切な決定や、新しいことのスタートも、
慎重にしてください。
とはいえ、この期間全く活動できないことは、
不便だと昔の人も感じたようで、
土用にしてはならないこと、
タブーが解除される日が用意されています。
それが間日。
2022年の「冬土用」の間は、「寅」「卯」「巳」に当たる、
1月25日、26日、28日が活動をして良い日になります。
→ しかし、大つち・小つち期間がるのでご注意ください。
「大つち始め」(期間 2022年1月17日~1月23日)
「間日」 1月24日(月) 活動をしてもよい
「小つち始め」(期間 2022年1月25日~1月31日)
【冬土用の間にするとよいこと】
「未の日」に、
「ひ」が付く食べ物や、赤い食べ物が良いといわれています。
1月18日(火)と、1月30日(日)になりますね。
(”ひ”がつく食べ物)
・ひきわりなっとう・ひじき・ひしもち・ひつまぶし・ひめりんご
・ひもの・ひゅうがなつ・ひよこまめ・ひらめ・ひれかつ
(赤い食べ物)
もともと赤は、邪気を祓う色として縁起がよいとされています。
紅白でもよいですね。
・お赤飯・海老・蟹・鯛・赤身の、お肉やお魚。
野菜や果物だとこんな感じ。
・トマト・赤パプリカ・赤タマネギ・人参・ビーツ
・りんご・さくらんぼ・ザクロ
唐辛子などのスパイスや、もみじおろしなどの薬味で、
食卓を演出してもよいですね。
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