甘いお茶に願いを託す


4月8日は、花祭り。
お釈迦様の生まれた日です。


キリストの誕生日をお祝いするように
お釈迦様の生まれた日にも
たくさんの花で飾りつけた「花御堂」を設置して
お釈迦様が生まれた姿「誕生仏」に、
甘茶をかけてお祝いをします。

 

たくさんの花でお祝いするのは、
お釈迦様が生まれになった場所が
花が咲き乱れる季節で、
美しい花園だったことが由来します。

甘茶でお祝いするのは、
お釈迦様が生まれた時に
天から
甘露の雨が降ったとか、
お釈迦様の生湯に、
香水を使ったという話が由来です。

甘茶は、
字のとおり、ほんのりと甘みがあって、
漢方薬としても使われています。

この甘茶を飲んで、無病息災を願ったり、
甘茶で墨をすって、字の上達を願ったり
害虫よけのおまじないにする
という風習のあるそうです。


クリスマスは
チキンとケーキをいただきますが、
お釈迦様の誕生日である
花祭りには、
神社仏閣らしく、
精進料理や、旬の食材でお祝いしたいですね。


天に向かってまっすぐ伸びるタケノコは
仏影蔬(ぶつえいそ)」とも呼ばれます。

天に向かって伸びる「そら豆」は
「仏豆」とも呼ばれます。

春が旬のウドは、
漢字では「独活」と書くので
お釈迦様の教え「天上天下唯我独尊」にも通じます。

「甘茶、タケノコ、空豆、ウド」

クリスマスのように、
花祭りの日も
多くのお店で取り扱って欲しいなあと思います。

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