「大つち」とは
庚午(甲子から数えて7番目)の日から、
丙子(13番目)までの7日間、
土をいじってはならない凶日のこと。
土に触れるなとなれば、
・畑仕事
・土木関係の仕事
・井戸を掘る
などが、できないことになります。
身近なイメージであれば、
ガーデニングも、お休みした方がいいですね。
なぜこのようなタブーが生まれるのか。
大つちの期間には、
土公神(どくじん)が、本宮あるいは土中にいるため、
土を犯してはならないと言われています。
土公神は、陰陽道における神の一人で、
土をつかさどり、
春はかまど、
夏は門、
秋は井戸、
冬は庭に、いるとされています。
そのときに、
いらっしゃるところの土を動かすと、
土公神の怒りをかい、祟りがあるといいます。
季節の中でも、特に注意が必要な日を、
大つちの期間と表現しているのです。
それが終わると、
ホッとしたのも束の間、
小つちといって、
同様に土に触れてはならない期間が、
再度巡ってきます。
そうすると、
生活が成り立たなくなりますので、
期間中でも、土に触れても良い日が、
用意されることになります。
とりあえず、
大つちと、小つちの間の日は、
思い切り土いじりをお楽しみください。
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