『三伏の暑さ』の過ごし方

明日8月15日は、一粒万倍日です。


そして、
末伏(まっぷく)という、
夏の最後の暑さを告げる
行事があります。


三伏(さんぷく)という、
陰陽五行説に、基づく選日があり
以下の3つを総称して、「三伏」といいます。


初伏(しょふく)
中伏(ちゅうふく)
末伏(まっぷく)← イマココ


この期間は、
1年の中で最も暑い時期。


「初伏(しょふく)」は、
暑さの本格的な到来を告げるもの。


夏至の後、
3回目の庚の日が初伏となり、
だいたい
711日から、719日の間に
つまり
小暑と大暑の間にやってきます。


なぜ「庚」の日を目安とするか。


庚(かのえ)は、
硬い金属のエネルギーで、
炎に溶けることから、火に弱く、
火性の最も盛んな、夏の時期の庚の日は、
凶であるとされています。


そこで、
金のエネルギー満ちる「庚の日」に、
健康に過ごすための
注意喚起をするため、
夏の間の
3回の庚の日を、三伏としたのです。


「三伏の暑さ」という言葉が、
手紙の挨拶文で使われるなど、
日本文化に、定着している概念ですが、


朝鮮文化にも、同じ風習が見られ、
この時期に、暑気払いとして、
サムゲタン、ユッケジャン等の、
鶏肉料理や犬肉料理を食します。


日本人が、
夏土用に、鰻を食べるのと同じ感覚です。


また中国医学では、
「冬の病は夏に治す」という理論に基づき、
膏薬を、体に貼って、
冬にかかりやすい病気を
予防する処置が行われます。


この治療法が
三伏に行われることから、
「三伏貼(中国語版)」と呼ばれているそうです。


一般的には、
生薬を練ったものを、貼り付けるそうですが、
お灸などと、組み合わせることもあるそうです。

 

2022年のお盆一覧

813日(土)は月遅れ盆迎え火
815日(月)は旧盆
816日(火)は月遅れ盆送り火

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