明日は、富士山の山開きです。
霊峰富士山のご利益は、
大変強いものと言われますが、
その登山は、誰もができるものではありません。
そこで生まれた、
「富士塚(ふじづか)」を知っていますか?
これは、富士信仰に基づいて作られた、
人口の山や塚で、主に関東地方に分布しています。
富士山は、とても縁起の良いものですが、
距離や体調などで、
実際に富士山参りができない人が、
せめて地元でと、願ってつくったのが、
富士塚です。
東京には、
江戸七富士と呼ばれる七つの富士塚があり、
「江戸七富士巡り」が実施されています。
品川富士(品川神社境内)
千駄ヶ谷富士(鳩森八幡神社境内)
下谷坂本富士(小野照崎神社境内)
江古田富士(茅原浅間神社境内)
十条富士(富士神社境内)
音羽富士(護国寺境内)
高松富士(富士浅間神社境内)
なかには、重要有形文化財に指定されているものもあり、
昔から受け継がれる、
人の思いが現れている大切な遺産です。
富士山を神として祀る神社として、
浅間大神が有名ですが、
浅間神社の神様は、木花咲耶姫命と言われています。
富士山が度々噴火したことから、
火の神様でもあり、
また、火を鎮める、
水の神様とも言われているそうです。
身近に、神様の存在を感じたい時には、
お近くに「富士塚」を探してみてください。
重要有形民俗文化財の富士塚は、下記の通りです。
木曽呂の富士塚(埼玉県川口市)
下谷坂本の富士塚(東京都台東区下谷)
江古田の富士塚(東京都練馬区)
豊島長崎の富士塚(東京都豊島区高松)
今年の後半のスタートが切られました。
そんな空気の中で、
あなたは、自分の運気と向き合いながら、
どう過ごしますか?
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