4月10日は、
4まん10(しまんと)の語呂合わせで
「四万十の日」に制定されています。
四万十川は、全長196キロの一級河川でありながら、
ダムがないので
「日本最後の清流」と呼ばれています。
綺麗な水がある場所には、
必ず美味しいものが生まれます。
高知の四万十川といえば、うなぎが名物です。
夜行性のうなぎを捕まえるために
重宝されたのが、お月様。
電気のない時代には、
満月の月明かりが、頼りだったといいます。
今も昔も、
スタミナ色としても大人気のうなぎ。
満月の夜には
多くの人が素手で、
必死にうなぎと格闘したことでしょうね。
うなぎは、表面がぬるぬるしているので
捕まえようとしても
するりと、手から抜け出て逃げてしまいます。
「うなぎ登り」という言葉は、
うなぎのそんな特徴を
よく知り尽くしているから生まれた言葉ですね。
急上昇の波に乗りたい時には、
うなぎのパワーにあやかりたいものですね。
四万十川のある関西方面では
うなぎの調理では「腹」を開いてさばきます。
商売気質の関西人にとっては、
「腹を割って」話せる
という縁起のよさが魅力だったのでしょう。
武士が多い江戸では、
「腹」を開くことは
「切腹」を連想させ、縁起が悪いことから、
「背開き」にすることで縁起を担ぎました。
今も昔も
人とうなぎの関係は切っても切れないもの。
九星気学においても
うなぎは、「ご縁」を象徴しています。
スタミナ食、高級食として
大切なシーンでは
大切な人と一緒にいただきたいグルメの一つです。
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