新月は、
月の初日という意味で
朔日(ついたち)と呼ばれますが、
「朔」(さく)という漢字にも、「月」が込められています。
この「朔」は、
地球から見ると
月と太陽が、同じ方向に位置します。
月から反射した太陽光が、
地球にほとんど届かず、
また
強い太陽光の影響もあり、
地上からは、月が見えにくい状態をいいます。
天文学的にいうと、
新月は、本来は「朔」の後に、
初めて見える月のことを、意味するそうです。
新月から2日くらいは、月はほとんど見えません。
新月から3日目頃の月が、
ようやく見える月の姿(三日月)で、
これが、新月だというのです。
明日は三日月の日。
混乱しますので、
新月は新月、三日月は三日月でよいのですが、
「三日月」を、
「やっと月が見えた」
と待ち望む気持ちがあるのだ、ということを知ると、
三日月がいっそう、よいものに感じられてきます。
三日月をフランス語で、
「クレッセント」といいますが、
それにちなむのが、
三日月形の、「クロワッサン」です。
クロワッサンには、新月のパワーが宿っています。
これから、満ち満ちていきますように。
最近のコメント