三匹の虫が神様に悪事を言いつけに行く日

「庚申の日」は
猿(申)という文字にちなんで
猿田彦と結び付けられたり、

全国の道端で見かける、
庚申塔と結び付けられたり、


さまざまな思いが、
混ざって特別な日とされています。


庚申塔をよく見ていただくと、
三匹の猿が彫刻されているものが、よくあります。


庚申の日に、
人の体の中にいる3匹の虫が、
寝ている間に、神様のもとに行き、
その人の悪事を告げ口するという信仰があります。


それを避けるために、
この日は、寝ないよう
宴会を開く風習があるのです。


3
匹の猿は、
「見ざる、言わざる、聞かざる」。


悪事を、
見なかったことに、
言わないでね、
聞かないようにしてね、


そんな願いが込められているのです。

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