夏越しの大祓まで、あと数日となりました。
元々この日は、
暑い夏を前に、食中毒などを予防する観点から、
衛生を徹底するための、節目として設けられました。
昔は、目に見えない細菌などを、
「穢れ」と感じ表現したのですね。
6月24日はまた、
”天一天上”(てんいちてんじょう)の終わりです。
2022年6月9日から、この期間に入っていましたが、
これは選日の一つで、
方違の神である、天一神 (なかがみ) が、
天に上がっている日を指します。
日本の陰陽家の説では、天一神は、
癸巳 (みずのとみ) の日から、16日間は天に上がっており、
この期間には、
人がどの方角に向って物事を行なっても、
さしさわりがないと言われています。
天一神様は、祟りを起こすこともある気の荒い神様で、
その神様がお留守の間は、
気を楽に、自由に過ごすことができるのだそうです。
かわりに天から降りてくるのが、
日遊神様という、きれい好きの神様です。
なんと、せっかく怖い天一神様がお留守なのに、
家の中がきれいでないと、
こちらの日遊神様が祟ることもあるのだそうです。
ですので、この期間は掃除だけは、
念入りにした方が良いとも言いいます。
明日までの期間、
納得のいく清掃は、できましたでしょうか。
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