現在、季節の暦である、七十二候は、
「蒙霧升降(ふかききりまとう)」の只中です。
早朝、野山や水辺では、
深い霧が立ち込める、幻想的な季節に入りました。
立ち上る霧が、お香に似ていることから、
「霧の香」と言われることがあります。
霧が有名な場所は、
摩周湖(北海道)
軽井沢(長野)
霧の海( 広島)
渋峠 (群馬)
竹田城跡(兵庫県)
大江山(京都)など、
お出かけの参考にしてください。
霧は一般的に、
現実と非現実の境目に、現れるものとされています。
ケルトの神話では、
人間界と、来世の境界には霧が立ち込め、
北欧神話では、
極北には「霧の国」があり、
冥界の女神が君臨する世界と言われています。
日本では
残暑が終わりを告げる象徴が、霧なので、
幻想的でありながら、
どこか、灼熱が収まることへの、
安堵を、象徴するものとされています。
運気は目に見えないものです。
それが存在するのは、
私たちが今いる、俗世界ではなく、
違う世界、
つまり「異界」だと言われます。
運転するときなどは、
霧で、視界が曇ることがありますので、
十分に気をつけてくださいね。
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