日本の暦が複雑な理由を教えます

明日は、寅の日。

金運と旅の吉日と言われているので、
楽しみにしている人も多い事でしょう。


そして明日、
202428日は、
「針供養」「事八日」の日です。


でも、
暦の少し先を見ると、
2024317日には、
「旧針供養」「旧事八日」と、暦には書かれ、


では、私たちは、
一体どちらを、参照したらよいのでしょう?


まず、
行事についてですが、
「針供養」は、折れた針を供養し、
裁縫の上達を願う行事です。


この日は、
針仕事を休み、
折れたり曲がったりして、使えなくなった針を、
豆腐やこんにゃくなど、柔らかいものに刺して、
針に楽をしてもらい、
今までの針の苦労に感謝をします。

 

この「針供養」は、
「事八日(ことようか)」の日と重なります。


「事八日(ことようか)」は、
地域などによっても、さまざまな姿がありますが、
この時期に行われる、
邪気を祓う行事を意味します。


それが、江戸など都市では、
針供養に変わったものと言われています。


関東では、
「針供養」「事八日」は、
一般に、28日に行われますが、
128日に、行われる地方もあります。


3
17日は、
月齢で読む「旧暦」の、28日なので、
旧針供養と、
暦に書かれていることがあるのです。


実際の行事は、
新暦の28日に、行われることが多いので、
実際に、どちらの日程かは、
各地域や窓口で確認をしてください。


日本人は、
実は、暦が大好きな民族として有名で、
様々な暦を柔軟に取り入れ、生活で活用をします。


新暦・旧暦も、
どちらも残して活用するので、
このように、
表記が、やや複雑になることもあるのです。


新暦での
「針供養」をし逃してしまった方は、
明日、ぜひ感謝の気持ちを、
生活の道具に伝えてみてください。


立春を迎えて、数日が経ちました。
あなたは自分の運気と向き合い、どう過ごしますか?

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