「暑さ寒さも彼岸まで」
先日の「3月の雪」にはびっくりしましたが、
お彼岸を迎えると、季節はすっかり春。
お彼岸は、お墓参りをしてぼた餅を食べる日!
という日本独自の風習は知っていても、
子どもにかっこよく説明できる大人を目指して、
ぼた餅を頬張る以外の、お彼岸の意味を調べてみました。
彼岸というのは、死んだ「あの世」「極楽浄土」のこと。
仏教では、極楽浄土は西にあると考えられてきたので、
太陽が真西に沈む 春分の日と秋分の日は、
極楽浄土に一番近づける日 と考えられてきたようです。
この時期にお墓参りをすれば、他の日よりも
極楽浄土にいるはず(!)の ご先祖様に感謝の思いが届きやすい、
ということですね。
ところが、単純にご先祖様への感謝だけではないようです。
夏のお盆のお墓参りは、純粋にご先祖様だけのためですが、
お彼岸は、「自分が極楽浄土へ渡る」ために
修行を積む期間なのだそうです。
悪いことすると地獄へ落ちる、という話は昔話でも耳にしました。
生きているうちに、どれだけ善い行いをしたかは、
三途の川の切符がかかっていたのです。
6つの修行
1、見返りを求めず分け与える← 美味しい物は 独り占め💦
2、ルールを守る ← 信号無視で 横断歩道を渡っちゃう💦
3、怒らない、耐え忍ぶ ← 子どものペースが待てずに ヒステリー💦
4、努力する ← 寝たら忘れる 三日坊主とは 私のこと💦
5、動揺しない、心の安定 ← いつもあたふた💦
6、正しい判断力 ← 情報に 振り回されてばかり💦
この6つの修行を積んでやっと、極楽浄土へ渡れるそうです。
極楽浄土へ行くための修行の一つとして、ご先祖様への感謝 があったんですね。
私は無事に きらびやかな美しい極楽浄土へいけるのか、自信がなくなってきました。
今のままでは、私は死んでも死に切れません!
三途の川を渡った後は、ホームレスになっちゃいます。
お彼岸は七日間ありますので、
中日の春分の日は、お墓参りでご先祖供養をして、
それ以外の六日間は、一日一つずつ修行を積むと良いとされているそうです。
お彼岸が七日間ある理由もここにあるのかもしれませんね。
「一日一善」の言葉の由来もここにあるのでしょうか?
人生において大切なことを、日常で実践できているのか、
自分の生きがいや、過ごし方など、自分自身を見つめなおす修行ですね。
修行というよりも、人生において大切な
心の持ち方、生き方、考え方の指針といった内容は、
私が今 手掛けている『こよみすと アドバイスシート2020』と同じだな
と深く感じています。
お彼岸には『アドバイスシート』を、ぜひお勧めします💖
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