半夏生は、七十二候の一つですが、
節分や土用といった雑節の一つ
としても知られています。
七十二候では「はんげしょうず」
雑節では「はんげしょう」と呼び名が変わり、
この日までに田植えを終える目安とされていました。
ちょうど梅雨の後半で
激しい雨が降る季節。
雨で農作業ができなくなってしまう前に、
田植えなどを終えないと収穫が減ってしまうという
先代の教えは的確です。
この時期に降る雨は
「半夏雨」とよばれ
梅雨の後半で雨が激しくなる季節です。
田植えが終わり
田の神様が天に戻って行く姿が
半夏雨になったと信じて
昔の人々は
この時期の雨を敬っていたそうです。
とはいえ、
現代でも集中豪雨で被害がよく出る時期です。
井戸水には、豪雨で濁流が流れ込み、
畑の作物も、豪雨で不純物が紛れています。
「半夏雨の日は、天から毒が降ってくる」
うっかり食べて体調不良を起こさないように
という戒めがこのような言い伝えとして
語り継がれてきたんですね。
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