虎ノ門ヒルズのキャラクター 「トラのもん」
猫型ロボットのドラえもんと 似ているけれど、
全く違う「トラのもん」
耳もあるし、
虎柄の縦縞模様もある。
この白い「トラえもん」は
中国思想の四神相応の 「白虎」にちなんだものです。
北の玄武、
南の朱雀、
西の白虎、
東の青龍、
東西南北、
4つの方位を司っている神獣 が、四神相応です。
この4つの神獣に守られた街は
発展するとされていて
中国北京や、平安京、平城京も
四神相応の思想に基づいています。
白虎は、西の方位を担当していて
白虎が駆け抜けることができる、大きな道のこと。
この虎の門の場所は
江戸時代には
東海道の出発地点だったことからも
西方位の大きな道の、白虎になっています。
厳密にみると、虎の門は、
江戸城からみると、
西側というより南より位置しています。
諸説あるそうですが、
日本橋を中心に江戸の町を作ったので、
富士山を、北の玄武
東京湾を、南の朱雀、
隅田川や神田川を、東の青龍
東海道の出発地点となる虎の門を、西の白虎
と見立てたと言われています。
虎ノ門ヒルズも
建物の地下を、環状二号線が通っています。
江戸時代から
数百年後に現れた「トラのもん」も、
大きな道にちなんだ「白虎」の役割を
しっかりと果たしているようです。
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