日本には4つの季節があります。
春夏秋冬の季節の変わり目には
「土用」があります。
季節の変わり目は
不安定になりやすく
体調を崩すことも多い時期です。
新しい季節に向けて
身体の調子も整えたい、
との思いは今も昔も変わりません。
日本では
夏土用を迎えると
うなぎを食べて、
夏バテを予防していたように、
お隣、韓国では
サムゲタンを食べて
暑い猛暑を乗り切ろうとしました。
中国から伝わった
陰陽五行説に基づいた選日の一つに
「三伏」があります。
初伏、中伏、末伏、
の3つの総称が「三伏」で
猛暑の始まりを告げています。
陰陽五行説では
季節も
「木火土金水」
の5つに分類しますので
その中で
相性の良い組み合わせと
そうでない組み合わせの日が出てきます。
陰陽五行説では
「火」は「金」をドロドロに溶かします。
あつい真夏の「火」の季節に
「庚」の「金」のエネルギーは
季節と相性が悪いのです。
「金」のエネルギーが満ちる
「庚の日」には
一層の注意を払って過ごしてほしい。
という
猛暑の暑さを乗り切るための教訓が
今でも風習と引き継がれています。
暑い暑いと
冷たいものばかり食べていては
体調を崩していまします。
サムゲタンは
鶏肉に高麗人参やもち米を入れて煮込んだスープ。
胃に優しく、
滋養もあるので
夏バテ対策にはバッチリです。
昔は犬肉を煮込んだ辛いスープだった
「ユッケジャン」も
夏のスタミナ食として
この時期に食べる風習が残されています。
初伏は、梅雨明け前
中伏は、梅雨明け頃
末伏は、立秋後
季節の変わり目には
無理をしないで
身体を労りたいものです。
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