お盆に因んでのお話ですが、
どうして、“夏に怪談”なのか?
と、不思議に思ったことはありませんか?
夏は死者の魂が帰ってくる季節。
まさに、
「お盆」はそうした信仰に基づく行事です。
一般的にイメージされるのは、祖先との交流ですが、
同時に、
浮かばれない死霊を、供養するという意味もあり、
昔、農村で行われた「盆狂言」は、
浮かばれない死霊の鎮魂のために、
演じられたものだと言われています。
それら「盆狂言」が、のちに歌舞伎の演目に発展し、
「東海道四谷怪談」なった・・・・
というのが、民俗学者の折口信夫の考察です。
こよみすと
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