『天一天上』が始まります。
これは選日の一つで、
方違の神である天一神 (なかがみ) が、
天に上がっている日を指します。
日本の陰陽家の説では、
天一神は癸巳 (みずのとみ) の日から、
16日間は天に上がっており、
この期間には人がどの方角に向って物事を行なっても、
差し障りがないと言われています。
天一神様は、
祟りを起こすこともある気の荒い神様で、
その神様がお留守の間は、
気を楽に、自由に過ごすことができるのだそうです。
かわりに天から降りてくるのが、
日遊神様という、きれい好きの神様です。
なんと、せっかく怖い天一神様がお留守なのに、
家の中がきれいでないと、
こちらの日遊神様が、祟ることもあるのだそうです。
ですので、
この期間は掃除だけは念入りにした方が良いとも言いいます。
神様は優しいだけ、与えてくれるだけではなく、
このように人の心を律してくれるからこその神様。
ぜひ、今年のラストスパートで、
お掃除やおかたづけ、がんばってみてくださいね。
こよみすと
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