百八つの秘密

 

人間の煩悩の数は、108あるとされています。

煩悩というのは、仏教の言葉です。
この煩悩があるから、
心身が悩み、苦しみ、煩い、惑わされ、汚されて
心の乱れが生じるのだといいます。

感情は、「六根(ろっこん)」という
人間が認識することができる器官によって生まれます。

目(視覚)
耳(聴覚)
鼻(嗅覚)
舌(味覚)
身(触覚)
意(意識)

感情は、さらに、
好き(良い)、悪い、平(どちらでもない)、
の3つに分けられます。

さらに、その置かれている状態が、
汚い感情(染)と、清らかな感情(浄)
の2つに分かれます。

そして、さらに
過去、現在、未来、
の3つに分類されます。

これらの組み合わせで、煩悩の数ができあがります。

6(六根)×  3(良・悪・平)× 2(染・浄)× 3(三世) = 108(煩悩)

人間の心を満たすには、
五感に、第六感を満足させればいい、とい言われているのも
「六根」の話を聞いて納得しました。

ちなみに、
四苦八苦(49×89)の合計も108という
厄払い説もあります。

108が意味する奥深さに驚きます。

 

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